Domaine du Comte Liger-Belair コント・リジェベレール
歴史
ドメーヌ名にコント(伯爵)の爵位がつくことから明らかなように、リジェ・ベ レール家はナポレオン帝政期に活躍したルイ・リジェ・ベレール将軍を先祖にもつ 貴族。ナポレオンがワーテルローで敗れ、セント・ヘレナ島に幽閉された1815年、 同家はヴォーヌ・ロマネ村のシャトー・ド・ヴォーヌを手に入れ、ここを本拠と定 めた。しかし相続問題でラ ロマネ、レイニョ、ショーム以外の畑は全て売却、それ らもネゴシアンを通じて販売がなされた。
時は流れ、現当主のルイ・ミッシェル氏はブルゴーニュの神様と呼ばれるアンリ・ ジャイエ氏や巨匠ジャン・イヴ・ビゾー氏から指導を受け、今までの委託先であるブシャールとの契約を終えた2000年にドメーヌ元詰 を行いリジェ・ベレールの初ヴィンテージを発表。2002年からはグラン・ クリュのラ・ロマネをリリース。あっという間に世界中の注目の的へとなった。
グランクリュ 「La Romanee」について
世界で最も高価なワインの一つである「ロマネ・コンティ」。その隣に、0.85ヘクタールというフランスで最も小さいアペラシヨンである特級畑『ラ・ロマネ』がある。
この畑は、15世紀まではロマネ・コンティと同じ区画だったが、その後分断。ロマネ・コンティはDRC社の、そしてラ・ロマネは、このコント・リジェ・ベレールの単独所有となった。
リジェ・ベレール家はラ・ターシュのオリジナル部分も所有していたという過去もあり、DRCとゴーディショに関して裁判を行なったという記録もある。
1946年から2001年まではフォレ家が分益耕作を行ない、その樽をネゴシアンがエレバージュした。
1 ルロワ(1950-62)
2ビショー(1963-75)
3リジェ・ベレール家の女性が嫁いだブシャール・ペール・エ・フィス (1976-2001)と続く。
2002年、現当主 ルイミッシェル氏が、着任。
2002年~2005年はブシャール育成とラ・ロマネ育成の2バージョンがある。
2006以降は、彼が畑から瓶詰めまですべてを行っている。