ドメーヌ・ジャン・タルディ・エ・フィス

Domaine Jean Tardy & Fils

 

タルディ家はもともとヴォーヌ・ロマネ村の数キロ先、フラジェ・エシェゾーに本拠地をおいていました。1920年、コート・ドール県の議員として多忙であったメオカミュゼの当主エティエンヌ・カミュゼは、いくつかの畑をMetayage(分益小作)契約でヴィクトール・タルディに任せました。これがドメーヌの始まりです。1966年、ジャン・タルディがそのメティヤージュを継承、ヴォーヌ・ロマネ村に本拠を移し、メオ・カミュゼの一級や特級畑の管理を任されます。同時期には同じくメティヤージュでカミュゼの畑を管理しワインを収めていた、かのアンリ・ジャイエ氏との交流もあり、その名声を確固たるものにしました。

2001年には、ディジョン大学で醸造学を学んだ息子ギヨームが、父からドメーヌを受け継ぎ、伝統と進 化の両方を兼ね備えたワイン造りを行っています。

 

2007年のメオ・カミュゼ家とのメテイヤージュ契約の終了とともに、該当する畑がドメーヌ・メオ・カミュゼに返却されたので、ギヨームは、父が始めたドメーヌの拡大を継続しました。

フィサン(2006)、ジュヴレ・シャンベルタン(2007)、オート・コート(2008)やニュイ・サン・ジョルジュ1級オー・ザルジラ(2010)を購入し、ドメーヌのポートフォリオを強化しました。現在は4.65haを所有し、年間約22,00025,000本を生産しています。