Domaine Henri Gouges

ドメーヌ・アンリ・グージュ 

 

ドメーヌの始まりは、1925年。初代当主のアンリ・グージュ氏は、20世紀初期、ネゴシアンによって名前を偽ったブルゴーニュワインの品質を守る組織を結成し、1929年、この地で最も早く元詰を実現し、消費者に直接販売を開始した。

また、ヴォルネイのマルキ・ダンジルヴィーユ氏と共に原産地呼称制度の推進を進め、1946年にはコート・ドールの組合長に就任するなど、今日のブルゴーニュ・ワインの基礎を築いた偉大な方である。ワインの偉大な造り手ということだけでなく、高潔な人格者で、アペラシオンに格付け作業をしていた当時、ニュイ・サン・ジョルジュの村長かつニュイの葡萄畑の主要所有者でもあったことから、身贔屓との批判を避けるためニュイ・サン・ジョルジュに敢えて特級畑を認めなかったと言われている。

ワインスタイルの変化、、

2006年までは創設者アンリ・グージュの孫ピエールとクリスチャンの運営のもと非常に長い熟成に耐えられる屈強なワインが造られていた。しかし2007年に醸造所を新設。グラヴィティ・システム等の最新の技術が導入され、世代交代が進むとその酒質はこれまでの力強くタンニンのしっかりとしたワインからしなやかな優しいスタイルのワインへと一変した。(蔵の酵母が変わったとの説もある)

 

またピノ・ノワールの突然変異でピノ・グージュと名付けた白ワインがある。